現在のビットコイン市場が明らかに上向きな3つの理由

August 24, 2020

このタイトルはポジショントークであるように見える。しかし、事実を総合的に評価すると、そうとも言い難い状況が浮かび上がってくる。

ブロックチェーン業界では、暗号資産の価格はニュースよりも強い「最強のファンダメンタルズ」と考えられている。

直近のDeFiトークンの価格高騰に見るように、価格に注目が集まると、プロジェクトの中身が注目されていく。そして、もともと将来性があるプロジェクトはコミュニティを一気に拡大することにより、さらに力をつける好循環に入っていく。

そして、ブロックチェーン業界全体として見た場合、業界における最強のファンダメンタルズはビットコインの価格に他ならない。

ビットコインは、2017年12月8日の最高値 235万517円をつけ、その約1年後の2018年12月15日には最安値の35万7360円を記録している。その後、価格の上下を繰り返しながら、2020年8月19日現在は120~130万円の価格帯をさまよっている。

ビットコインが前述の価格帯になったのは、今回が初めてではない。2019年6月にも同様の価格帯に位置していたことがある。そのため、今回の価格帯に至っている状況について、当時と同じ様になるのではないかと懐疑的に見る人も少なくないようだ。

しかし、今回は当時と明らかに状況が異なっている。これから、それらの要素を噛み砕いて見ていこう。

 

現在のビットコイン市場が上向きな3つの理由

要因1:半減期を経た

まず、大きな要因の1つがビットコインの半減期を経たことである。一般的に、半減期は、ネットワークを支えるマイナーの損益分岐点が大幅に上がるため、損益分岐点を割れて耐えられなくなったマイナーが一斉に離脱していくイベントでもある。

しかしながら、現在のハッシュレートは2019年6月の2倍を確保しており、直近では史上最高値を更新している。これはマイナーの増加やさらなる資本投下を示している。

ハッシュレートが高く維持されていることは、引き続きマイナーがビットコインに関わることが有望なビジネスとして見ていると解釈することができる。

要因2:特定セクター盛り上がりによる資金循環が起き始めている

直近ではDeFiセクターのプロジェクトのトークン価格の上昇が目立っている。

過去2年では、特定プロジェクトのトークン価格が大きく上がることはあっても、セクター全体が上がるということはなかった。ところが、直近ではDeFiセクター全体が上がっているのである。

代表的な例では、業界内で「芋」と呼ばれているYAM Financeのトークン価格の上昇があげられる。YAMには、スマートコントラクトの監査がなされていない危険な状態にも関わらず、5億ドルの資本が流れ込むという、あからさまなバブルが発生した。

株式市場の経験則に基づくと、大相場の前触れでは新興株の価格が一斉に上がり、それらの利益によってもたらされた資金が大型株に移すことにより、最終的に市場全体の株価が上がっていく事象がしばしば見られる。

また、暗号資産だけに注目してみても、2017年には価格が低い暗号資産が上昇し、その後にビットコイン価格が大きく上昇していくという、株式市場と同様の現象が起こっている。

上記を総合すると、直近のDeFiセクター全体の盛り上がりは、その後の資金循環を引き起こす可能性は十分に考えられるシナリオである。

要因3:ブロックチェーンBtoCサービスの利用者獲得が加速化

最後に、若干ふわっとした話であるが、BtoCのブロックチェーンサービスを展開する企業が、直近一ヶ月で利用者数が急増したという話がブロックチェーン業界内で聞かれるようになっていることについてである。

この話の真偽は、Webページの訪問者数を調べられるSimilarWebで、ある程度客観的に判断することができるようになっている。サービスの利用者数が増えている場合、Webサービスの訪問者はこれまでより増えていると考えるのが自然だからだ。

日本の最大手メディアであるコインポストは、直近一ヶ月だけで訪問者数を19.2%も伸ばしている。同様に、世界最大手のコインテレグラフも16.5%と、大きな伸びを示している。

この傾向は、取引所も同様である。世界最大手のBinanceは、訪問者数を直近一ヶ月で25.8%伸ばしている。そして、この現象は早期からある取引所に限ったものではなく、新興の取引所でも同様である。

直近で実施された暗号資産取引所AAXのCEO ソー・チャンのAMAによると、AAXの登録者は20万人以上になり、その大半はわずか一ヶ月で獲得できたという。また、Webページの訪問者数にもその値が他のBtoCサービス同様、明確に現れており、直近一ヶ月だけで2.7倍も増加している。AAXは、これからのDeFiのハブになるべく、従来の金融グレードのサービスを提供していきたいと述べた。

いずれの取引所においても、最もトレードされるのはビットコインであり、利用者の増加はビットコイン市場の活性化に貢献するものになる。

ビットコイン市場の本番はこれから

前述の3つの要素を総合すると、ビットコインの価格は、現在と同じ価格帯を形成した2019年6月と比べ、明らかに上昇しやすい土台が整っているといえるだろう。

しかし、大衆はまだビットコインに注目していない。それは、Googleトレンドのデータから見ても明らかである。直近3年の「bitcoin」のトレンドを調べてみた場合、大衆の注目度は依然として低水準である。

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現在のビットコイン価格は、直近1年で見ると高値圏であるが、それを取り巻く状況は価格上昇を示している可能性がある。

投資とは、大衆が気づく一歩先を行かなければ大きな利益をあげられないものである。大衆がビットコインの有効性に再び気がつく前に、あなたが、前もってビットコインを取引できる体制を整えておくか否かが、今後の投資パフォーマンスの優劣を決定づける要素となることであろう。

5/5

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