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DeFiの拡大とこれから有望視されるプロジェクトの傾向

December 2, 2020

DeFi(分散型金融)という言葉が定着してから約1年が経とうとしているが、DeFiは一過性ブームで終わらず、着実にその市場規模は成長している。それはデータから明らかである。

そして、中国のブロックチェーンメディアの金色財経では「金色DeFi日報」と呼ばれる、DeFiに関する日次統計を公開している。これらのデータでは、いまDeFiがどのようになっているかを垣間見ることができる。

いまDeFiはどの規模まで拡大しているのだろうか?今回は、11月末の金色DeFi日報を参考に、その状況を読み解いていく。

データで見るDeFi統計(2020年11月末)

DeFiプロジェクトの暗号資産の時価総額:183.28億ドル

多くのDeFiプロジェクトは、独自の暗号資産を発行しており、その多くがガバナンストークンである。それらは、エコシステムのガバナンスを分散させ、分散しつつも規律が保てるようにするためのものになる。また、トークンには配当の権利が付いているものもある。

11月末時点で、DeFiプロジェクトの暗号資産の時価総額は183.28億ドルとなっている。これは、暗号資産の時価総額第4位のUSDTに匹敵する規模になっている。

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過去24時間の分散型取引所の取引量:5.23億ドル

分散型取引所は、ここ1年で台頭するようになった従来とは別形態の取引所だ。ユーザーは自分の管理下に置くウォレットから直接取引を行う。仕組み上、秘密鍵が取引所に握られないため、資産流出のリスクを最小限に抑えて取引をすることができる。

11月末時点で、Uniswapを筆頭に分散型取引所は5.23億ドルの取引高を誇っており、世界22位のbitFlyerを超える取引規模となっている。

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DeFiレンディングプラットフォームからの貸出総額:30.9億ドル

DeFiのレンディングサービスでは、仲介者なしで資金の貸し借りを行うことができる。資金は、スマートコントラクトで構築された流動性プールに預けられる。借り手は、担保さえ差し出せばプールから資金を借りることができるようになっている。

11月末時点で、これらのサービスの貸出総額は30.9億ドルになっている。そのうちの52.60%がCompoundになり、Makerが33.79%と続いている。

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DeFiにロックされている資産:170.8億ドル

DeFiにロックされている資産の多くは、流動性プールのものになり、流動性プールが使われる取引が行われると流動性の提供者に手数料の一部が還元されるようになっているものが多い。そして、DeFiにロックされている資産の総額はTVL(Total Locked Value)で表される。TVLは、DeFiサービスがどれだけ利用されているかの指標と捉えられる。

11月時点のTVLは、170.8億ドルに上る。その多くは前述のCompoundやMakerのようなレンディングサービス、そして分散型取引所で占められる。

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次に何が来るのか?

データで見る通り、既にDeFiのマーケットは日本円にして兆規模になっており、レンディングサービスだけを見ても1つの市場を形成するには十分な規模まで成長しているのは疑いもない事実だろう。そして、よく使われるDeFiサービスは既に分野が決まっており、レンディングや分散型取引所がそれらに該当していることがわかる。

MULANは、最近になり存在感をは帯び始めたプロジェクトである。最初のフェーズとして分散型取引所の提供を目指しており、日英中の3言語で広範囲にサービスをリーチさせる予定である。また、使いにくいUIの改善を目指しており、今までコア層のものだけであったDeFiの入り口をより広めようと取り組んでいる。

また、既にMULANトークンがUniswap上で取り扱い可能になっており、62.7万ドルの流動性が供給されている状態だ。さらにサービスがローンチしていないも関わらず、Uniswap上の流動性は上昇傾向で、市場からプロジェクトへの期待感が高まりつつある。

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