Filecoinは、2020年8月25日よりテストネット上でスペースレースが開催し、9月15日午前7時(日本時間)をもってレースを終了します。
スペースレースは、Filecoinネットワークのストレステスト、マイナーの参加促進、世界規模の分散ストレージネットワークの立ち上げを準備するための共同コンテストになります。マイナーは、できるだけ多くのストレージ容量をネットワークに提供することを競い、コンテスト中に世界トップ100のマイナーと、各エリアのトップ50のマイナーは、その実績に応じてFilecoinメインネットのFILを獲得することができます。
スペースレースの最終レポート「Space Race Report: Week 3」によると、一連のレースにおいて、351のマイナーが参加し、184PBのストレージ容量がネットワークに提供されました。
グローバル順位では、第1位がIPFSMain、第2位が6Block、第3位がIPFS Forceとなり、アジアのエリアでも同様の結果となりました。そして、ChainTalk Miningのパートナーは、以下の結果となりました。
順位 | マイナー | ストレージパワー | ストレージディール成功率 | 検索ディール成功率 |
1 | IPFSMain
(t01235 t09037) |
17.97PB | 97% | 100% |
2 | 6Block
(16マイナー連合) |
17.2PB | 97% | 98% |
6 | 1475 IPFS
(t01475 t014380 t014382 t014386) |
7.21PB | 90% | 99% |
1475 IPFSは、ストレージディール成功率が改善しており、先週と比べ+4%となりました。
スペースレースの上位者は、9月14日20時(日本時間)から始まるスペースレースの祝賀会で表彰される予定になっています。
1475 IPFSのパフォーマンスについて、ChainTalk Miningの一部の申込者から1475 IPFSはスペースレースの報酬がもらえないではないかという懸念の声が上がっていますが、そのようなことはありません。
スペースレースのルールでは、上位入賞条件はできるだけ多くのストレージ容量をネットワークに提供することであり、ディール成功率はスペースレースの入賞報酬には影響しません。
なお、今回のスペースレースの結果に基づいた報酬は、メインネットのジェネシスブロックにハードコートされ、6ヶ月間にわたり徐々に配布されていきます。報酬は、メインネットにおけるマイニングのデポジット等に使用され、余った分は申込者の皆さまに配布されるようになります。
この後、Filecoinではスペースレース2が行われます。引き続き、スペースレース2についてもアナウンスを行っていくので、今後のChainTalk Miningの飛躍にご期待ください。